Director’s Voice 02

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Director’s Voice 02



自分の意志に自信を持てたし、医師や看護師との関係が変わったと 感じている
豊田 義貞
行動力にあふれ、自らバイタルサインを採る重要性を認識し、講習会受講時には、既に在宅の現場でバイタルサイン採取を実行されていた豊田先生。
今は、その意識を広めるためにディレクターとして活躍されています。

バイタルサイン講習会を受けられたきっかけは?

とある講演がきっかけで、ネットや書籍を調べ、探し出しました。
3年程前に他府県で、とある薬剤師の方の講演があり参加した際に、緩和ケアの患者さんに自ら聴診器をあててモニタリングしているという話を聞きました。私自身、以前の職場から既に聴診器と血圧計をもって在宅に行っていたものの、自分以外に実践している薬剤師がいるのかどうか分からずにおりました。しかし、この講演を機にネットや書籍を調べ、本学会のバイタルサイン講習会に行き当たったのです。 今までは、医師・看護師から仕事の片手間で教えてもらっていたため、知識も不十分、薬剤師がバイタルをとることの重要性や意味に関しても曖昧な感覚でおりましたが、合点がついたというか、目の前が急に開けた感覚がしました。

バイタルサインを受けて、変化した事は?

自分の意志に自信を持てたし、医師や看護師との関係が変わったと感じている
当時はまだ同じ職場の薬剤師達から「そんなことをしたら違反だ」とか「絶対止めてくれ」とか言われていたのですが、冷静に、自信を持ってそういった意見に対応出来るようになりました。また自ら得たバイタル情報をもとに、薬物療法上の目標や現状に対する意見を医師・看護師と一緒に話し易くなり、ディスカッションを続けて行くうちに相手の方からも情報を下さり、また意見を求めるために連絡を頂いたりするようになっています。関係する全員がそうなったわけではありませんが、徐々にそういう空気が広まってきていると思います。

ディレクターになろうと思われた理由は?

広めなければ意味がない
自分一人だけではなく、広めなければ意味がない、同じ職場の薬剤師だけではなく地元(京都)の薬剤師達みんなで取り組んで行きたいと思いました。とても難しいことかもしれませんが、取り組むこと自体、非常に価値のある事だと考えています。

実際ディレクターになってみてどうですか?

大きなムーブメントを起こす事のできる薬剤師達との出会い
薬剤師の現状に疑問をもっている方々が非常に多いと感じました。何かきっかけがあれば大きなムーブメントを地域で起こす事の出来るような薬剤師ばかりです。定期的に続けて行けば、参加者の方々とその後また一緒に何か活動が出来るんじゃないかと感じています。また、講習会中、そういった参加者の中で自分自身も磨かれていく感覚がありました。

理想の薬剤師の姿は・・・

医療のあるところならどこであっても、成果をあげられる薬剤師
ひとまず薬剤師が「バイタル情報を自ら得る」ところまで十分にコンセンサスが得られたものと認識しています。次に「必要なバイタル情報を自ら選んで得るべく動く」、「評価する」、「適した薬物療法を提案する」といったところまでを実践したいと思います。それを在宅の活動だけでなく、医療のあるところならどこであってもそれが可能となる・・・、患者や家族、関係する医療・介護従事者の方々、ひいては地域に対して成果を上げられる薬剤師になりたいと、そのようなところを目指しています。
*インタビューは2013年2月以前のものです。現在はプレゼンテーションスキルを習得するため、規定のセミナーを受けていただいた後でバイタルサイン講習会を開催していただいております。