Director’s Voice 07

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Director’s Voice 07



現場で即活用できる多職種協働の基本スキルが学べます!
手嶋 無限
日本在宅薬学会 理事

長崎大学薬学部 准教授/開生薬局

在宅医療の現場では、医師や看護師以外のリハビリスタッフや介護従事者、家族なども血圧・脈拍・体温などを測定して体調管理に利用しています。日本在宅薬学会が開催しているバイタルサイン講習会では、基本的な知識・技能だけでなく、演習を通した医療人としての態度についても学ぶことができ、多職種協働の基本ともいうべき様々な内容が学べる工夫が行われています。地域での見守りの強化や医療安全の確保、医薬品の適正使用の推進のためにも、本学会が提供しているバイタルサイン講習会の受講をしてみてはいかがでしょうか?

バイタルサイン講習会を受けられたきっかけは?

医療人としての薬剤師の職能を学ぶ
私がバイタルサイン講習会を受講したのは、長崎大学で文部科学省「大学教育充実のための戦略的連携支援プログラム」選定取組の専任教員として活動し、薬学生や看護学生などへの地域医療に関する学生教育に携わり、薬局での在宅医療への取組も始めたばかりの時期でした。病院医療とは違う地域医療において、チーム医療やチームケアの実践が求められる中で、医療人としての薬剤師の職能を学ぶ機会として、バイタルサイン講習会を受講しました。

バイタルサイン講習会を受けて、変化したことは?

他職種との関わり方が変わってきた
バイタルサインの手技の基本的なスキルを学ぶことで、カンファレンスやミーティングの際の他職種が使う言葉の理解が深まり、他職種との関わり方が変わってきたように思います。また、薬剤師としても軽微な体調の変化を捉え、医薬品の適正使用や医療安全の確保の実践を行う上で、バイタルサイン講習会で得た経験は活かせていると感じています。特に、地域医療では独居や老老介護などの方々の見守りを関わるスタッフ間で情報共有を行っていく必要があり、地域での多職種協働による見守りの実践には非常に有用ではないかと考えています。

エヴァンジェリストになろうと思われた理由は?

プレゼンテーションスキルを醸成していくためのプロセスがある
地域での活動を通して、今ある課題に対して、いかに早く質高く解決していけるかは重要となり、そのためには自分だけでなく多くの方々の協力が得られた方が効率的で効果的だと考えています。各種のプレゼンテーションスキルを養うことは、薬剤師としての総合力を高めるためにも必要と感じ、バイタルサイン講習会からエヴァンジェリストまでの道のりには、そのスキルを醸成していくためのプロセスがあると考え進みました。

実際エヴァンジェリストになってみてどうですか?

気持ちの上で余裕を持ちながら対応することができる
地域での活動では、様々な方々とのカンファレンスやコーディネートを行うことが多く、そのスキルは必須のものとなっています。薬学的知識やその他の周辺知識が身に付けるとともに、各種のプレゼンテーションスキルを修得していくことで、更なる波及効果が生まれるものと感じています。実際に、バイタルサイン講習会の自主開催や各種の講演会での講師においても、エヴァンジェリストになる前に比べ、気持ちの上で余裕を持ちながら対応することができるようになってきていると思います。

理想の薬剤師の姿は・・・

地域に根ざした活動を推進
地域の中で薬だけでなく、地域住民の健康支援のゲートキーパーの一つとして機能していければと思っています。また、学校薬剤師の活動やその他の教育活動を通して、次の世代への知識や経験の啓発にも注力し、公衆衛生の向上にも寄与していきたいと考えています。薬剤師職能を再確認し、そのスキルを基盤として、地域住民や他職種の方々とも手を取り合いながら、地域に根ざした活動を推進していきたいです。

最後に

一歩前に踏み出すと見える景色が変わる
バイタルサイン講習会では薬剤師の職能を発揮する上で必要となる様々なヒントが得られる仕組みがあると思います。薬剤師のあるべき姿へ一緒に向かっていける同士も見つかるかもしれません。“一歩前に踏み出すと見える景色が変わる”という体験を、多くの方とご一緒できたらと考えています。