認定薬剤師研修セミナー 2014年10月30日

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認定薬剤師研修セミナー 2014年10月30日



薬局が変われば地域医療が変わる  〜医師がそう考えた3つの理由〜

講師

狭間 研至(一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長) 

略歴

昭和44年 大阪生まれ
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
医師、医学博士

平成7年大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部付属病院、大阪府立病院(現 大阪府立急性期・総合医療センター)、宝塚市立病院で外科・呼吸器外科診療に従事。

平成12年大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科にて異種移植をテーマとした研究および臨床業務に携わる

平成16年同修了後、現職。

講義内容

外科医を天職と思い10年間、臨床・教育・研究と典型的な若手医師としての生活を送ってきた私が、突如、実家の薬局を継ぐという決断をしたことは、周囲に少なからず驚きと大きな違和感をもって受け止められた。
以来、10年が経過しようとする中で、私自身も混沌の時期を過ぎ、頭の中の整理がついてきた。当時は漠然としていたが、今は「薬局が変われば地域医療が変わる」と確信するようになった。
それには、以下の3つの理由がある。
まずは、地域医療の大きな変革に対しては、何か大きなものを動かさなければならないと感じたことである。私1人が、自分の限界を超えて働いたとしても効果はほとんどないし、私が生命を終えれば、それで終わりである。一方、今や5万5千軒を越えた薬局、15万人を越えた薬局薬剤師が変わるというインパクトは、極めて大きく、時代が変わる可能性も高い。
次に、薬剤師育成のための薬学教育が6年制へと移行したことである。高校卒業生を専門職に変貌させる教育プログラムが変わったということは、今までと違った薬剤師が生まれているということである。医療全体が変わろうとしている中で、根本的にその在り方を変えることができるのが薬剤師と言えよう。
最後は、「調剤薬局」というビジネスが転換期を迎えていることである。人間の行動は色々なものの影響を受ける。仕事としてのやりがい、医療としての正しさとともに、経済的要因もその代表であろう。医療機関に近接して薬局を出店すれば儲かるというビジネスモデルは成長期を終えて成熟期に来ている。ということは、今までとは違う行動を薬剤師や薬局が起こせる環境は整いつつあるはずだ。
この数年、このような確信はあったが、確証がなかった。しかし、様々な法律の改正、調剤報酬の改定、そして、私自身の薬局での取り組みなどを鑑みれば確証が固まりつつある。
本講演では、私が体感している今を皆様と共有するとともに、来たるべき医療の展望について私見をお話したい。

受講者の声

熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された先生方のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。