平成30年度調剤報酬改定とバイタルサイン

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平成30年度調剤報酬改定とバイタルサイン
~今こそ学ぶべき医療人の必須ツールとは~



講師

狹間 研至

一般社団法人日本在宅薬学会 理事長
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
医療法人嘉健会 思温病院 理事長
熊本大学薬学部・熊本大学大学院薬学教育部 臨床教授
京都薬科大学 客員教授
大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座 特任准教授

著書

薬局マネジメント3.0(評言社)
薬局が変われば地域医療が変わる(じほう)
薬剤師のためのバイタルサイン(南山堂)
薬局3.0(薬事日報社)
外科医 薬局に帰る(薬局新聞社)
がんにならないのは、どっち(泰文堂)など

概要

 2013年に厚生労働省は「地域包括ケアシステム」という概念を呈示した。これは、高齢者の尊厳と自立の保持を目的に、住み慣れた場所で最期までその人らしく暮らせるような仕組みを、国を挙げて作っていくというもので、医療・介護を初めとする社会保障の様々な政策は「地域包括ケアシステム」に基づいて遂行される。では、この枠組みの中で薬剤師は何をするのか。私は、現在の業務の延長上に考えるのではなく、「地域包括ケアシステム」という来たるべき未来から逆算して考えるのが良いと思っている。
 従来もそうであったが、地域包括ケアにおいては医療の「ことがら」のほとんどは薬物治療が占める。認知機能や嚥下機能の低下は、様々な服薬支援を必要とするし、肝機能・腎機能の低下は処方内容の個別最適化を必要とするはずだ。
 このように複雑化する薬物治療支援のニーズが飛躍的に拡大するなかで、それを支える医師や看護師数は増大しないのが我が国である。医療ニーズと医療提供体制のミスマッチを解決するために多職種連携は必須であるが、特に医療ニーズの多くが薬物治療の個別最適化であることを考えれば、薬局・薬剤師が果たす役割は、入院、外来、在宅など全ての医療の分野できわめて重要になるはずである。
 とはいえ従来通りの処方箋調剤業務を機械的にこなす「モノ」と「情報」の専門家としての薬剤師であるならば、物流システムの改善や調剤業務の機械化、そしてインターネットの発達によってその存在価値は相対的に低下している。しかし、薬剤師が、薬を患者さんに渡すまでの仕事から、薬を服用した後の患者さんをチェックすることで前回処方の妥当性を薬学的に評価し、次回の処方内容の適正化につなげるという医師との協働した薬物治療を行う仕事にシフトすることの意義はきわめて大きく、その息吹は少しずつ、全国で見え始めている。
 本講演では、このような観点から、医師・薬局経営者に加え、薬剤師生涯教育・薬学教育にも携わる立場も踏まえて、薬剤師がバイタルサインを学ぶ理由や学び方、さらには具体的にどういかすかということについて、医療介護の一体改定となる平成30年度調剤報酬改定の行方も踏まえて皆様と一緒に考えてみたい。

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