過去の学術大会 第五回 1日目

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過去の学術大会 第五回 1日目



開催の様子(2012年7月15日(日)13:00~21:00)

第4回シンポジウム開催の様子

『「薬剤師と在宅医療」-総論から各論へ-』と題し、暑さが日一日ときびしくなる中で5回目となる日本在宅薬学会シンポジウムが、2012年7月15日から16日の2日間にわたって開催されました。回を重ねるごとに数多くの方々にご参加いただくようになり、今回は350名を超える方々が全国から来訪され、2日間とも大盛況となりました。発足から2年半を過ぎ、当学会の名称を「日本在宅薬学会」へと変更することとなった節目とも言える今回、医療環境の大きな変化、医療従事者の意識変革を肌で感じるような、熱いシンポジウムとなりました。

プログラム内容

総合司会

帝京平成大学
薬学部准教授
井手口 直子先生

座長

一般社団法人
日本在宅薬学会
理事長
狭間 研至

13:00~14:00 Keynote Prezentation
「超高齢社会における地域医療イノベーション」
14:00~14:15 顧問代表 ご挨拶
14:20~15:50 特別講演I
「薬物動態学の基礎と応用」
16:00~17:30 特別講演II
「薬剤師のためのハート&知識講座~緩和ケア&認知症編」
19:00~21:00 懇親会

13:00~14:00

◆Keynote Presentation
「超高齢社会に求められる地域医療イノベーション」

狭間 研至(一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長)

狭間 研至

発足から 2 年半が過ぎ、バイタルサイン講習会の受講生も 1,000 名を超えたいま、薬学教育が 6 年制に移行するという大きなトレンドのなかで、薬剤師にとってのバイタルサインがまさに起爆剤となり、薬剤師が新しい価値を創造し、地域医療に大きな変革をもたらすイノベーションが起こっていると言えます。超高齢社会を迎えた我が国において、薬局・薬剤師が目指すべき今後の展望を示す基調講演でした。

14:00~14:15

◆顧問代表 ご挨拶
松田 暉先生(大阪大学名誉教授・兵庫医療大学学長・一般社団法人 日本在宅薬学会 顧問)

松田 暉先生

今、医師の専門医制度、特定看護師制度、薬学部6年生教育など医療のあり方をめぐる大きな変革の波を迎えている中、それぞれのプログラムの中身にはまだまだ改善の余地があり、現状に満足せずに、これからの生涯教育が重要となる。また薬剤師は、看護師をはじめとする他職種を尊重しながらも、チーム医療や地域医療に積極的に関与すべきで、これからが大事な時期であるという激励の言葉をいただきました。

14:20~15:50

◆特別講演I
「薬物動態学の基礎と応用」
講師:菅野 彊先生(合資会社どんぐり工房 代表 ) 

菅野 彊先生

菅野先生には、 薬物動態の3つの観点や薬物動態値について 学術的・理論的講義を行っていただきました。スライドを用いながら、実践に役立つ薬学知識について、とりわけ重要な点をご説明いただき、今後の医療現場において非常に有用な内容となりました。


16:00~17:30

◆特別講演II
「薬剤師のためのハート&知識講座~緩和ケア&認知症編」

講師:川添 哲嗣先生( 有限会社くろしお薬局 代表取締役副社長)

川添 哲嗣先生

川添先生には、前半は薬剤師に必要な実践的講義、後半は緩和ケアについてお話いただきました。特に緩和ケアについては、患者の痛みに真摯に向き合い、患者と家族に残された貴重な時間をどう過ごすかという問題をアニメーションと実例を交えて語っていただき、感動的なお話に、会場からはすすり泣く声も聞かれました。参加者一人ひとりのハートに訴えかけ、医療人としての使命感を新たにさせられた講演となりました。



懇親会

19:00~21:00

◆来賓 ご祝辞
児玉 孝先生(公益社団法人 日本薬剤師会 会長)
松田 暉先生(大阪大学名誉教授・兵庫医療大学学長)
山崎 幹夫先生(千葉大学名誉教授・新潟薬科大学前学長)

児玉 孝先生

児玉 孝先生

松田 暉先生

松田 暉先生

山崎 幹夫先生

山崎 幹夫先生

懇親会には、日本薬剤師会の児玉会長にもお越しいただき、日本在宅薬学会の今後の発展に期待のお声を寄せていただきました。

◆乾杯
三輪 亮寿先生(三輪亮寿法律事務所 所長 弁護士)

三輪先生は、医療現場への薬剤師の介入が認められなかったこれまでの体制の改善を提唱されました。そして現在では、薬剤師が薬の「責任者」として医療の様々な分野で連携・協力する体制が整ったことを喜ばしく述べられました。最後に、薬剤師の明るく希望に満ちた未来に向け、当シンポジウムから全国へ向け発信しましょう、との激励をもって乾杯のご発声をいただきました。


◆ご挨拶
近森 正昭先生(社会医療法人 近森会 近森病院 腎代謝センター 透析部長) 
松山 賢治先生(近畿大学薬学部 教授)
丸山 徹先生(熊本大学薬学部 教授)

近森 正昭先生

近森 正昭先生

松山 賢治先生

松山 賢治先生

丸山 徹先生

丸山 徹先生

懇親会のご挨拶では、近森先生、松山先生、丸山先生からあたたかいお言葉をいただきました。

◆懇親会の様子

懇親会の様子

懇親会では、薬剤師の方々をはじめ、医療に携わる様々な職種の方々にお集まりいただき、交流していただきました。参加者の皆様は、講演いただいた先生方に普段抱えている現場の疑問をぶつけたり、また、志を同じくする他の参加者の方々と悩みを語り合ったり、たわいもないお話で盛り上がったりと、大いに楽しんでおられました。この懇親会を、今後の多職種連携に向けての強いパワーにしていただけたと確信しております。


◆閉会のご挨拶
平井 みどり先生(神戸大学医学部附属病院 薬剤部長・教授)

平井 みどり先生

閉会のご挨拶は、当学会顧問の平井みどり先生よりいただき、1日目のシンポジウムは盛況の中、終了いたしました。