第二期漢方薬認定講師育成セミナー第七回

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第二期漢方薬認定講師育成セミナー第七回



2016年2月14日(第7回)


日剤薬 漢方薬認定講師育成セミナー 2期生 7回目に関しまして。


2月14日(日)12:00~18:00
日本在宅薬学会 漢方薬認定講師 育成セミナー10回シリーズ
2期生 7回目開催しました。

-プログラム-

12:00~13:00 統合医療に関して
大阪大学医学部統合医療学寄付講座准教授 

大野智先生

13:00~14:00 スライド講義【症例別2】

狭間紀代

14:10~15:30 問題提起症例検討会第1部

受講生

15:30~16:00 ティータイム 休憩時間 記念撮影
16:00~17:30 問題提起症例検討会第2部

受講生

17:30~18:00 質問コーナー・アンケート記入




本日は大阪大学医学部統合医療学寄付講座准教授の大野智先生にお越しいただき、『統合医療とは?』と題しまして、講義をしていただきました。



はじめに、厚生労働省における統合医療とは、「近代西洋医学を前庭として、これに相補(補完)・代替療法や伝統医学などを組み合わせて更にQOL (Quality of Life:生活の質)を向上させる医療であり、医師手動で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」
など、日本での統合医療・補完代替医療の定義についてや、アメリカの統合医療の定義や研究について述べられました。
また、 巷に溢れるインターネットやテレビなどの広告では、ウィンザー効果やバンドワゴン効果など、思考を歪める心理効果が多用されており、医学研究の分野でも使われているといいます。このため、医療・健康に関する情報には、あやふやなものが多く、 正確な情報をつかむためには、情報を取捨選択する知恵が必要であると述べられました。
正確な情報をつかむにあたり、医学・医療に関して系統的に行うための手順でEBM(Evidence-based-medicine 科学的根拠に基づいた医療)といいます。
ただし科学的根拠のなかにも、情報としての信頼性の高低が存在し、その中でもランダム化比較試験の信頼性の高く、治療効果には100%は存在しない医療の世界では、比較し、臨床を重ねることによってより効果の高い治療法はどれなのかがわかることであると述べられました。
さらに、治療にあたってはエビデンス(科学的根拠)だけでの判断ではなく、インフォームド・コンセント(説明と同意)やシェアード・ディシジョン・メイキング(共有意思決定)などを行い、加えて患者の価値観(正しい間違いの問題ではなく)も考慮し、患者が納得し後悔のない医療を受けられるように患者をサポートするようなコミュニーケーションが大切であると述べられました。


【大野智(おおの・さとし)先生プロフィール】
大阪大学大学院准教授

大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座 准教授/早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 客員准教授。1971年浜松市生まれ。98年島根医科大学(現・島根大医学部)卒。主な研究テーマは腫瘍免疫学、がん免疫療法。補完代替医療や健康食品にも詳しく、厚労省『「統合医療」情報発信サイト』の作成に取り組む。

アピタルより引用(http://www.asahi.com/apital/healthguide/kiku/)




■「統合医療」情報発信サイト 大野先生が作成に取り組んでおられます。 http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/index.html

■アピタル 大野先生が連載している記事はこちらからご覧いただけます。 http://www.asahi.com/apital/healthguide/kiku/






狭間紀代先生の講義症例別2では前回の症例別1に引き続き、様々な症例に対しての生薬の処方が紹介されました。


今回の症例では 冷えが元になっている腰痛や生理痛。 こどもの受験期のストレスや、にきびや虫歯予防など、お子様をがいる方には興味深い話題。
他にも不眠や眼精疲労など、現代病とも言える症状など、タイムリーな話題中心の講義でした。





問題提起症例報告検討会では、各参加者から患者の症例が報告され、様々な議論がなされました。









狭間先生がある患者さんの症例報告で、腰に違和感を抱えている点に着目し、体幹を鍛える体操を参加者に伝授してくださいました。 参加者の方をモデルにうつ伏せになってもらいました。突然の講義が始まり、会場からは笑いが溢れつつも、参加者の方々は熱心に聞いておりました。

先ず床にうつ伏せになり、顔の前で腕を組み、首を左側に向けたら右足を上げます。 同様の動作を逆側でも行います。

次に首を正面に向け、両足を上げます。この動作を各5秒づつ行います。

さらに、仰向けになり、両足を少し上げ、10秒間静止します。きつい場合はもう少し足を高く上げると楽にできるそうです。 これらの体操を毎朝起き抜けに、継続して行うことによって体幹の筋肉が鍛えられ足腰に安定感が出てくるそうです。

ティータイムでの集合写真

このセミナーは
(1)在宅業務においての各症状に関し医師への的確な漢方処方提案可能な力を持てるようになること。
処方のベースに漢方薬を使えば減薬に繋がらないか?と考えていく。
(2)店頭において患者さん、お客さんに自信を持って漢方薬を推奨出来るようになること。
を目的としております。


参加者の声

熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された先生方のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。