日本調剤 谷口 明展 Akihiro Taniguchi

バイタルサインの活用や考え方を会社、組織を超えて広めていく

受講を考えていらっしゃる先生は、価格は高いですが、是非、本気の受講者と本気で講師が講習をするバイタルサイン講習会に参加してみてください。講習会の熱さが違います。
次世代薬剤師のヒントとなる薬剤師人生の転機となる講習会となるでしょう。


どのように医療において活躍できるのかを学びたい

ーバイタルサイン講習会を受けられたきっかけは?

介護職員の医行為以外の行為として、平成17年の医政局通知にて血圧計などが使用できることは、理解しておりましたが、薬剤師が血圧計などを活用して、どのように医療において活躍できるのかを学びたいと思いまして平成23年の春にバイタルサイン講習会を受けました。
併せまして、薬剤師の在宅業務について薬を調剤し、配達することが施設業務のメインでしたので、薬剤師として変わるための知識や実務の症例を学びたいと考えたことが講習会受講のきっかけです。


薬を渡したあとの他職種と連携

ーバイタルサイン講習会を受けて、変化したことは?

バイタルサイン講習会を受けまして、変化したことは医師や看護師、ケアマネージャーとの関係が今まで処方箋を受付した後の調剤を早く正しくわかりやすい服薬指導というのが薬剤師の仕事と思いこんで仕事してきました。
それがバイタルサイン講習会やインストラクター講習会、ディレクター講習会、エヴァンジェリスト講習会を順に受けて、講習会の内容をより深く理解できるようになり、バイタルサインの把握だけでなく、薬を渡したあとの他職種と連携した認知症の初期発見による支援ができるようになりました。


薬剤師の先生方へ広めていきたい

ーエヴァンジェリストになろうと思われた理由は?

エヴァンジェリストになろうというきっかけについては、狭間先生の講習会の中で、組織最適化だけでなく地域医療全体最適化のためという言葉をおっしゃっておりましたが、その言葉の通り 会社組織最適化だけを追求するのでなく地域医療全体を最適化にむけて薬剤師がバイタルサイン活用して効能効果の確認や副作用の確認をいき医療を良くしていこうという考え方を会社組織を超えて薬剤師の先生方へ広めていきたいということが理由です。


会社組織を超えたチーム

ー実際エヴァンジェリストになってみてどうですか?

エヴァンジェリストになりまして素晴らしい薬剤師の先生方と話をし、刺激をいただき感謝しております。
バイタルサイン講習会の開催をチーム関西として、開催しており、会社組織を超えたチーム開催ができております。
チームで開催をすることで他の薬剤師の先生よりフィードバックをいただくことができ講習会の質の向上につながることがチーム開催のメリットと考えております。
チーム関西には、さまざまな専門性をもつ薬剤師の先生が仲間として支援していただき刺激も頂けますので、是非エヴァンジェリストになって一緒に活動していただければと思います。


地域医療の薬物療法を個別最適

ー理想の薬剤師の姿は・・・

私の理想の薬剤師像は、地域医療の薬物療法を個別最適にできる薬剤師です。
私が住んでおります香美町は兵庫県下で1位の高齢化率36%の地域です。
そのため、認知症の方が多く、見当識障害がでており薬が変わったことで飲めなくなったり、専門医でない医師が処方したため薬が最適でないため夜間せん妄を起こして、家族が苦労されている方がいらっしゃいます。
薬剤師1人ではできることは限られておりますが、患者様の生活をささえるために地域の包括支援センターや、医師、看護師、ケアマネジャーなどと一緒に地域医療を支えていける薬剤師が私の理想の薬剤師像です。


是非小川を超える体験をしてみてください

ー最後に

バイタルサイン講習会を受ける前は、処方通り正しい薬を早くわかりやすい説明をして施設に配達することが在宅だと思っていました。
お薬カレンダーで管理をすることが仕事だと思っていたときは訪問看護師、ヘルパーでもできるので薬剤師は訪問は必要ないですと言われることがありました。
他職種連携においても薬剤師に何ができるかわからない状況が続いておりました。
バイタルサイン講習会受講後は、バイタルサインの把握はもちろん患者様の生活まで見えてくることができ、薬の服薬支援以外にも生活の支援を地域包括支援センターなどとチームを組んで 最適に持っていけれるよう支援できるようになりました。
是非小川を超える体験をしてみてください。
講習会のインパクトはすぐ現れないかもしれませんが、講習会の意義の理解を深めていくことにつれて少しずつ薬局業務や地域医療、薬剤師人生に現れてくると思います。


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