在宅療養支援認定薬剤師
CERTIFIED PHARMACIST
2025年11月2日(日)開催
認定薬剤師セミナー
患者の服薬に関する能力を評価する
講師:黒野 俊介 開催地:オンライン
患者の服薬に関する能力を評価する
高齢患者では認知機能や感覚・運動機能の低下により薬剤の自己管理が困難な場合が多く、服薬アドヒアランスを把握することが重要である。また、ミニメンタルステート検査(MMSE)や改訂長谷川式認知症スケール(HDS-R)などの認知機能のスクリーニング検査では、服薬に関する能力を正確に把握することは困難と考えられる。
我々は1997年に有病高齢者が薬剤を正しく服用する能力を数量化し、その結果から服薬指導が適切に行われることを目的として、視聴覚や服薬作業・理解能力を評価するJ-RACT(服薬能力判定試験)を開発した。約30年を経過した現在、J-RACTの改訂版の作成を目指している。
本セミナーでは、服薬能力の評価に関する課題と本試験の見直しの状況について紹介したい。
担当講師のご紹介

講師:黒野 俊介
名城大学 薬学部 教授
【略歴】
1988年3月 名城大学薬学部薬学科卒業
1988年4月 愛知医科大学附属病院(現 愛知医科大学病院)薬剤部
2010年4月 名城大学薬学部准教授
2018年4月 名城大学薬学部教授
