在宅療養支援認定薬剤師
CERTIFIED PHARMACIST
日在薬 NOW!
講師:狹間 研至/在宅療養支援認定薬剤師 開催地:オンライン
2009年12月に一般社団法人 在宅療養支援薬局研究会として発足し、2013年7月に日本在宅薬学会と名称変更した本学会。
当初は、バイタルサインを在宅現場でどう活用するかということを考え実践するための「薬剤師のためのバイタルサイン講習会」の活動と在宅現場での知識を学べるe-learningの提供、学術大会の開催をメインとしてきました。
その後、在宅療養支援認定薬剤師制度を発足、さらに、薬局パートナー制度、漢方研究会と、活動範囲を広げています。
そんな本学会に関する最新の情報や、様々な活動を通じて得られた知見などについて、会員の皆様に2ヶ月に1回、お伝えしていきたいと思います。本学会の様々な活動にご参加いただけるきっかけになれば幸いです。
訪問診療同行から始めるセルフメディケーション(2025年3月開催)
処方箋を応需して、その内容を監査し、正確に調剤して、わかりやすい服薬指導とともにお渡しする…。このような「調剤業務」に専念してきた薬剤師にとっては、「ちょっと、お腹の調子が悪くて…」と相談にお越しになった患者さんに、適切な医薬品を選定して販売するというセルフメディケーションの業務はどうしてもとっつきにくい感じがある。
いわば、医師の処方箋がありきの「受動的」な仕事から、薬剤師が問診をして進めていく「能動的」な仕事へという変化は、まさに、パラダイムシフトと言えるものであろう。
対物業務を効率化して、対人業務を充実させる体制を構築したとしても、なかなかセルフメディケーションには取り組む勇気とやりかたがわからないという方も多いのではないだろうか。
私は、そのヒントは、最近、一般的になりつつある訪問診療同行にあると痛感する。今回は、調剤に専念してきた薬剤師が、訪問診療同行からセルフメディケーションに取り組むヒントをどのように掴み、日常の業務を通じてセルフメディケーションに応用していくのかということを考えたい。
※他日程のセミナーの抄録は随時掲載いたします
担当講師のご紹介
狭間 研至
一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人 薬剤師あゆみの会 理事長
【略歴】
平成7年 大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部付属病院,大阪府立病院(現 大阪急性期・総合医療センター)宝塚市立病院で外科・呼吸器外科診療に従事。
平成12年 大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科にて異種移植をテーマとした研究および臨床業務に携わる。
平成16年 同修了後、現職。
現在は地域医療の現場で医師として診療も行うとともに、薬剤師生涯教育や文部科学省薬学系人材養成の在り方に関する検討会委員としても薬学教育にも携わっている。