CBM making プロジェクト

CBM making プロジェクトについて

東洋および西洋医学的アプローチを施行しても難渋する症例は日常の医療現場では散見されています。しかしながら、該当病状を有する症例に対し、東洋医学的に患者特徴(体質評価、証への配慮、舌診など)を評価した上で、西洋医学的な科学的根拠(血液検査、各種指標方法による客観的な評価など)に基づいた病状進行に伴う介入がされているケースは少なく、エビデンス集積自体が課題となっています。
本プロジェクトでは、最終的に本取組を通して検討/検証された病状へのコンセンサスに基づく医療(Consensus Based Medicine:CBM)の基本的治療の考え方の策定を目指すことを目的としています。

2023年8月27日に行われたCBM making プロジェクトの事前説明会をYouTubeにアップロードしましたのでご覧ください。

「後ろ向き観察研究によるデルファイ法を用いた浮腫への
漢方治療アプローチの標準的な考え方の策定」についてご協力のお願い

CBM making プロジェクトの第1弾は、「後ろ向き観察研究によるデルファイ法を用いた浮腫への漢方治療アプローチの標準的な考え方の策定」です。
当会会員様が担当されている患者のうち、様々な患者特徴や病状のある浮腫への介入症例に対し、同意説明文書により同意が得られた患者を対象として浮腫症例の収集調査を行います。

また、当会会員様と、浮腫への介入症例を報告した医師・薬剤師を対象に、浮腫へのCBMの基本的治療の考え方に関するアンケート調査を実施し、浮腫症例への介入実態を調査します。
本プロジェクトについての詳細は以下のPDFをご覧ください。
なお、本プロジェクトは本会学術審査倫理委員会の承認を受け実施します。(承認番号:2023-002)

概要

  1. 研究名:後ろ向き観察研究によるデルファイ法を用いた浮腫への漢方治療アプローチの標準的な考え方の策定
  2. 対象者:下記①②をすべて満たす患者
    ①全年齢・性別不問。2023年9月30日までの間に浮腫症状への漢方薬併用による治療管理の対象となった患者
    ②この調査研究に治療のデータを使用することに同意を頂いた患者
  3. 収集期間:2023年10月1日(日)~
  4. 参加予定人数:200名

【当会会員様へ】浮腫に関するアンケートご協力のお願い

当会会員様向けに浮腫への漢方薬併用症例に関する治療管理の状況を調査し、浮腫症例の収集調査を行い、検討/検証を行った上でコンセンサスに基づいた医療(Consensus Based Medicine:CBM)の基本的な治療の考え方の策定を目指します。
地域医療の様々な臨床現場に活かす資料として活用できるよう、本研究により得られた結果は、デルファイ法を用いたCBMによる浮腫への標準的治療の考え方として策定し、学術大会での発表・論文報告などで、幅広く周知を行います。
以下よりアンケートページが表示されますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。

アンケート調査実施期間:2023年8月31日(木)~

本プロジェクトにご参加いただける方へ

本プロジェクトにご協力いただける会員様は以下より各種書類のダウンロードをお願いいたします。
それぞれの書類についての説明もありますのでご覧ください。

オプトアウト文書について
・病院・診療所または薬局内に掲示していただき、患者様へ本プロジェクトの説明をするための書類です。

症例報告書について
・会員様が担当した患者様の症例を記入していただきます。識別番号は提出者がご自由に決めてください。
 (例)在宅ー1、在宅ーA、日在薬ー1、日在薬ーA、薬局名ー1 など
・症例報告書の「3.患者基本情報 ③検査所見などの経過」内の「排便・浮腫・舌の観察」の項目の解釈は各種評価の補足資料を参照してください。
・記入方法については、症例報告書サンプル(PDF)をご参考ください。
・完成した症例報告書は症例報告書提出フォームより提出をお願いいたします。詳しくは、下記「症例提出について」をご覧ください。

同意文書・同意撤回書について
・会員様が同意文書に記入していただくことで本プロジェクトへの協力に同意をしたものとします。のちに協力の同意を撤回される場合は、同意撤回書に記入をお願いします。
・両書類とも、原本は事務局まで郵送してください。

 一般社団法人日本在宅薬学会 事務局
 〒530-0041 大阪市北区天神橋 1-9-5 アドバンス天神橋3F

症例提出について

記載された症例報告書は、「会員様ログイン」からログイン後、 会員ページ左側に表示される「CBMmakingプロジェクト」のバナーをクリックしてください。


【見本】「CBMmakingプロジェクト」バナー

症例報告書提出フォームのページが表示されますので必要項目を記入し症例報告書の提出をお願いいたします。

提出期間:2023年10月1日(日)~

※症例報告書提出のフォームは提出期間内のみ表示されます。