漢方セミナー
HERABL SEMINAR

生涯研鑽と後進の育成です。
患者・医療者に信頼される薬剤師であるために、常に学び続け、得られた知識を臨床現場で活用することはもちろん、周囲の薬剤師にも伝え、一緒に成長出来たらと考えています。なんだか偉そうなことをいっていますね。私もまだまだ成長段階なのですが、多くの仲間とともに学び、ともに成長し、それぞれがそれぞれの場所でかかりつけ薬剤師として貢献出来たらと考えています。

患者・お客様のお困りごとを漢方薬で治せる薬剤師になりたかったからです。

漢方セミナーを受講する前は、漢方薬が処方された患者の服薬指導で、症状の確認、薬の効能・効果・副作用の説明をすることしかできませんでした。そして、その漢方薬の効果が乏しい場合に、他の漢方薬を提案したくてもできませんでした。「このままではダメだ！」と思い、様々な書籍を買って自己学習したのですが、途中で挫折する経験を何度もしました。そのような中、日本在宅薬学会の漢方セミナーがあることを耳にし、「今度こそは！」という思いで参加しました。

漢方薬の多くが、長く飲まないと効果がないものだと思い込んでいました。それは大きな間違いでした。
悪心、下痢、腹痛、排尿痛、月経痛、鼻水、鼻閉、イライラなどに、素早く効果を表す漢方薬があり、自らも効果を実感して驚いています。QOLの向上に、漢方薬は手放せません。
　それから、長年アトピー性皮膚炎で悩んでいた30代の男性から、漢方相談を受けた時のことです。「最近状態が悪く、寝ている間に掻きむしり、シーツが血だらけになる。何年も前から皮膚が固くなっている部分があり、人に見られることが恥ずかしい。皮膚科で抗生剤やかゆみ止め、塗り薬をもらっているが、全然改善しない。」とのことで、この方に、漢方薬と健康食品を服用いただきました。2週間程度でかゆみが落ちつき、3カ月程度で固くなった皮膚がきれいになり、乾燥気味だった皮膚も全体的につやが出てきました。こちらの患者からは、「比嘉大(・)先生のおかげです。最近、彼女ができたんですよ。」と言われ、とてもうれしかったです。このように、漢方薬で患者の症状を改善することは、患者の人生をも素晴らしいものに変えることができると実感しました。

今までは、医師へ漢方薬を処方提案することはなかったのですが、提案する機会が増えました。
漢方薬を1種類提案して、痛み止めなど4種類を減薬することもできました。漢方薬をうまく使うことで、以前から問題とされているポリファーマシーの解消に役に立ちそうです。
　また、店頭に第2類医薬品の漢方薬を並べることで、患者・お客様から相談を受ける機会が増えました。「よく効いたからまた買いに来ました。」と言われたときはとてもうれしいですよ。

私は狭間紀代先生をはじめ、漢方薬認定ディレクターの皆様から一貫堂医学という漢方療法を学びました。
何度も漢方の勉強に挫折をした私でも、とても理解しやすく、1クール終わったころには、処方提案が少しできるようになっていました。また、繰り返し学ぶことで、様々な相談に応じる実力が付きました。この感動を一人でも多くの薬剤師に伝えたくて、ベーシック漢方セミナーを開催したいと思いました。

患者にはもちろん、医療者からも信頼される薬剤師が私の理想の薬剤師です。

私でもできた漢方相談！あなたもできる漢方相談！

かかりつけ薬剤師として患者・お客様のお困りごとを解決する手段の一つに漢方の知識があると思います。
　日本在宅薬学会で一貫堂医学を学ぶことで、漢方の勉強を何度も挫折した私でも、様々なお困りごとを解決してきました。時には一人で解決するのが難しい症例もあります。そのような時は、ともに一貫堂医学を学んだ素晴らしい仲間たちに相談することもできます。
　本気の仲間と本気で漢方を学びませんか。