漢方セミナー
HERBAL SEMINAR
2025年9月21日(日)開催 第6期ベーシック漢方セミナー （オンライン）2回目 講師：小林 志保 ／ 矢野 知子 ／ 鴨志田 広子 ／ 斎藤 修子 開催地：オンライン
今回は、北は北海道、南は沖縄まで全国から１４名の受講生にご参加いただきました。今期からスタートの受講生７名、２クール目の受講生７名、調剤薬局に勤務されている薬剤師の方が多く、患者さんや医師のご相談に応じて、漢方の処方提案を行えるように成りたいと、意欲的に漢方セミナーにご参加されていました。
講義前アイスブレイクでは、１回目のセミナーを終えてから今日までに、漢方と関わられた体験をお話され、中には前回のセミナー受講で学んだ漢方を提案し、患者さんの体調改善につながった症例についての受講生のお話もあり、参加者の皆さんの漢方セミナーへのワクワク感が上昇するのを感じ、本日の講義で、受講生のお役に立つ内容をお届けしたいと、講師の意欲も高まりました。
講義は「理気剤・補剤」で、漢方の考え方の基本になる内容なので、難しく考えすぎないように楽しく理解していただけるように、色々な師範の先生方の経験談も交えながら、講義をすすめました。理気剤・補剤の方剤については、どんな構成生薬から成り立っているのかを理解すると漢方方剤の考えの幅が広がり、漢方の楽しみが増えることについてもお話させていただきました。
講義のあとは、今期１回目の問診練習の時間を取りました。
４グループに分かれ、師範が患者役になり受講生１名がメイン担当として問診を行い、グループごとに患者さんの体質を検討するところまで行いました。今後、５回目までには受講生全員がメインの担当者として問診練習をする予定です。
問診練習は、患者さんの体質を見極めるための問診のポイントを身に着けることを目的に行っていきます。それにより質の高い問診が出来るようになります。今後が楽しみです。
その後、２症例、症例検討会を２グループに分かれて行いました。
１回目と本日の講義内容をよく理解されてとても活発な意見交換がなされて、受講生全員参加で楽しい症例検討会が繰り広げられました。
最後の感想の発表では「一人で漢方を学んでもなかなか身につかなかったが、セミナーに参加して講義や症例検討で、色々な方の意見を聞いてとても学びが深まるのを感じ、一人で学ぶよりも良いと思った。」「方剤の構成生薬を考えたことが無かったが、構成生薬の組み合わせを考えることで漢方薬の見方が変わって楽しく思えた。」「２クール目でやっと理気剤・補剤が理解できました。」「新しい気付きに繋がり、次がまた、楽しみになった。」との感想を頂き、担当師範として、受講生のお役に立つセミナーをお届けたことを嬉しく思いました。 時間が超過しました事をお詫びさせていただきます。
今後も、より漢方セミナーを発展させられるように、反省点をブラッシュアップして精進いたします。
この度のセミナー開催にあたりご尽力いただきました事務局、漢方師範の皆様、ありがとうございました。これにて開催報告とさせていただきます。
漢方師範 小林志保
受講者の声
熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された皆様のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。
