漢方セミナー
HERBAL SEMINAR
2023年1月15日(日)開催 3期ベーシック漢方セミナー （北海道東北）4回目 講師：漢方師範 開催地：オンライン
2022年１月15日 ㈰ １２：００～17：00まで【ベーシック漢方セミナー北海道東北会場 ３期 第４回目 ～胃腸編～】を開催いたしました。
参加者は21名（当クラスのメンバー17名と他のクラスからの振替参加が4名）の大所帯での運営となりました。当チーム４名の師範が分担して運営を行いました。
前半の座学では、講義を3つに分けました。１番目は山本巌先生の「臨床漢方」と日在薬で独自に編纂した「漢薬薬効分類」に沿って漢薬の概論について解説しました。今回は 13分類の中から「瀉下薬」のカテゴリーの解説の確認をしました。山本先生の語録にもあるように、漢薬（生薬）の本質を学ぶことの重要性や参考資料の有効な使い方を講師の経験談を交えてお話しました。
2番目は3つの体質についての復習と中島流漢方の大綱の確認です。紀代先生から学んだ基礎がここにあることをしっかり説明をいたしました。
３番目は胃腸系の方剤を含めた解説です。知っているようで知らない方剤もありましたが、症状を傾聴しながら方剤選択することの重要性をお伝えしました。
途中、休憩と試飲（今回は六君子湯）をはさんで、残りの胃腸系の各論での解説を行いました。胃腸系は店頭での相談頻度や在宅での提案機会もよくあるテーマでもあり、 紀代先生の御実践に基づいたスライドでの進行はとても説得力があり、熱心に聴講をされていました。終わってから、乾姜と生姜の違いについての質問があり、山本先生語録・炮製のこと・検索サイト（富山大学の生薬DB）のご紹介なども行いました。
後半は全員参加の症例検討会を行いました。今回は21名の大所帯でしたので、ブレイクアウトルームを活用して、４グループに分かれて検討を行いました。各チームが5－6人となり、活発に意見を出していただけたことや発表されるかたのまとめ方がとても慣れてこられたかと感じております。発言機会が多くなるブレイクアウトルームの活用はとても有効と感じました。そして、前回同様、症例検討の楽しさや奥の深さを体験していただけたかと思っております。皆さんからの反応を見ていて、ベーシック漢方セミナーは症例検討が大きな柱になっており、魅力を感じていただけるのかと実感しました。次回のセミナーでも、明日からの業務に使っていただける内容を盛り込みながら、セミナー運営を心掛けてまいります。
セミナー開催にあたりご支援いただきました事務局の皆様へ、この場をお借りして心から御礼を申し上げます。
日本在宅薬学会 漢方師範 高崎 潔子 （株式会社 タカサ）
受講者の声
熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された皆様のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。
