2021年11月14日(日)開催 2期ベーシック漢方セミナー (名古屋)4回目 講師:上村 里菜    開催地:オンライン



去る2021年11月14日(日)12:00~17:00【ベーシック漢方セミナー名古屋会場4回目~胃腸編~】を開催させていただきました。
15名の先生方に参加いただき、楽しく学ばせていただきました。
セミナーは、近況報告・講義・症例検討と進めてまいりました。

近況報告では、急に寒くなってきたこともあり、ご自身やご家族の体調が崩れ気味という受講生が数名おられました。また、ご家族やご友人だけでなく患者様に対して、これまで学んだことを活かし、お悩みを解決している受講生も多くおられました。この漢方セミナーで更に学び、身近な人の状態を良くして、成功体験を増やしていただくようお伝えしました。

今回の講義は胃腸編ということで、体質改善と対症療法とを分けて説明を進めていきました。胃腸が弱い方にとって、不調があることは「日常」になっています。薬局の窓口でそのお悩みを掬い取り、原因を探っていき、漢方で胃腸が弱い体質を改善することができます。
また、胃腸の状態は緊張状態とも相関があるため、不安があるシチュエーションで胃腸の不調が出ることも多いです。対症療法として漢方のお守りを持っていただくという提案もできますね。腹痛という、自覚がおこりやすい症状を改善することで漢方や薬剤師を信頼していただけるきっかけにもなると思います。皆様真剣に聴いていただけました。

症例検討会では、4症例を検討していきました。受講生の多くが講義で扱った漢方薬を提案してくださり、講義をよく聞いていただき理解していただけたのだと思いました。参加1年目の受講生も選んだ理由をしっかりと説明できるようになってきたと思います。2年目の方は更に患者様の悩みの根底にある体質を改善することを考えて提案しておられました。

最後に質問を募集した際には具体的な症例の相談がありました。西洋薬を色々変更しても体調が上向かない方に何を提案していったらいいか、という質問でした。多くの患者様にあたっていると、西洋薬で手を尽くしても改善が見られず悩んでいる方に出会います。そんな時、漢方を使おうと思えるか思えないかで選択肢の数が全く異なるなと、この質問を通して実感しました。薬剤師として提案の選択肢を増やし、多くの患者様を楽にすることが講師陣の使命と思い、気が引き締まりました。

さて、次回は今年度最後のセミナーです。2年目の先生方はベーシック漢方セミナーの卒業となりますね。最後まで気を抜かず、わかりやすい講義・説明ができるよう練習していこうと思いますので次回もどうぞよろしくお願いいたします。

最後にこのセミナーの開催にあたり、ご尽力・ご協力いただいた皆様にお礼を申し上げ、感想とさせていただきます。

漢方師範 上村里菜

受講者の声

熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された皆様のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。















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