漢方セミナー
HERBAL SEMINAR
2020年8月23日(日)開催 ベーシック漢方セミナー(仙台)2回目 講師:高崎潔子 開催地:オンライン
2020年8月23日(日)12:00~17:00に【ベーシック漢方セミナー仙台会場 第2回目 理気剤・補剤】を開催いたしました。
今回は、10名の受講生の方々をお迎えし、仙台チーム5名の師範が分担して運営を行いました。前半は座学(三部)と煎じ薬の試飲会、後半は全員参加の症例検討会(三症例)を行いました。
冒頭のアイスブレイクの時間帯に、「自己の体質」や「前回のセミナーの後の漢方繋がりエピソード」を語っていただきました。多くの方々が漢方繋がりの話題をキラキラ語って下さり、1回目のセミナーを良く理解し、漢方にとても興味を持って参加下さっていることがとてもよくわかりました。また、皆さんが打ち解けるきっかけを作ることが出来ました。
座学の一部は、一貫堂の最重要点である「三つの体質」・「瀉」・「漢薬分類」について、復習をしました。二部と三部の「理気剤・補剤」の本論については、狭間紀代先生から教わったことや「山本巌の臨床漢方」からの引用を自分の言葉で伝えることを重視しました。また各方剤別に、提案した好事例や失敗事例なども独自のスライドを作成してご紹介する時間をとりました。
今回の試飲は、「防風通聖散合通導散」の煎じ薬でした。味わいへの感想がまちまちでしたが、このような試飲体験を、処方提案や店頭業務へ活かしていただきたいと思っています。
後半の症例検討会では、受講生から事前に提出頂いた3症例を検討しました。「全員参加の症例検討会」にまだ不慣れなせいか、方剤提案などがなかなか出てこない場面がありましたが、ヒントを出しながらチャットを活用したところ、活発な意見交換となりました。オンラインセミナーでは、ヒント出しやチャット活用はとても有効であり、今後もこの手法を採用していきたいと考えております。狭間紀代先生も途中から参加くださり、「薬剤師として、患者様にどのように寄り添うことが必要なのか?」お困りのことを解決するために、「びしっとお聴きする内容とフォローする内容を緩急とりまぜる手法」をご紹介いただきました。40数年にわたるご経験を踏まえた紀代先生のご教示には説得力があり、受講生の皆様とご一緒にとても大きな学びとなりました。ありがとうございました。
仙台チームでは、今後も受講生の皆様とご一緒に楽しく学べるセミナーを目指して、企画・運営をしてまいります。
最後になりましたが、本セミナーの開催にあたり、バックアップをいただきました皆様へ心から感謝申し上げます。
漢方師範 高崎 潔子
受講者の声
熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された皆様のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。