漢方セミナー
HERBAL SEMINAR
2023年6月18日(日)開催 プレベーシック漢方セミナー 講師:原 健二 / 下浦 志織 開催地:オンライン
2023年6月18日(日)13:00~16:00【プレベーシック漢方セミナー2】を、zoomを用いたオンラインで開催させていただきました。
10名の先生方にご参加いただき、日本在宅薬学会 漢方セミナーの門をくぐっていただきました。
自己紹介の中で、過去に漢方を勉強してきたが挫折してしまった方や、漢方に苦手意識があり今まで敬遠してきた方など背景は様々で、今回のセミナーに期待を膨らませている様子がうかがえました。
セミナーは、講義・試飲・症例検討と進めてまいりました。
講義では、「あらゆる人の体質を3つに分けて考え、その方のベースになる漢方薬を挙げることができる」ことを到達目標に、山本巌流 一貫堂漢方医学の三大証分類とそれに用いる漢方薬について、講師2名で分担し講義を行いました。
漢方薬の試飲は、瘀血症体質に対しての代表的な漢方薬、「芎帰調血飲第一加減」でした。
飲みやすくて美味しいという感想もあれば、苦くて一口でギブアップという感想もあり、人によって感じ方は様々でした。
症例検討会では、計2症例を検討しました。
少人数制の会議部屋を設立し、各個人が積極的に発言を行うことができるシステムで進行し、充実した症例検討会となりました。
みなさま初めての症例検討会の参加でしたが、漢方相談カルテを用いて効率よく問題点を抽出し、筋道を立てて漢方薬を提案できておりました。山本巌流 一貫堂漢方医学の「初心者にも取り付き易く直ぐに臨床で使え適応を誤ることは殆どない。しかし奥行きは深い」を体感していただけたのではないでしょうか。
2023年8月から、「第4期ベーシック漢方セミナー」がスタートします。
今回のプレベーシック漢方セミナーでお伝えしきれなったお話や、多様な疾患領域に用いる漢方薬が登場します。また、症例検討会も回数を重ねることによって、実践力が身につくセミナーとなっております。
今年はオンライン開催のほかに、東京と大阪での現地開催があり、リアルならではの熱量と、同志の交流や情報交換する機会もあります。
今回、ご参加いただいた先生方から多くの熱量を受け取り、今後も一緒に継続して漢方を学び、切磋琢磨できる関係でありたいと強く思いました。
最後にこのセミナーの開催にあたり、ご尽力・ご協力いただいた皆様にお礼を申し上げ、感想とさせていただきます。
漢方師範 原 健二・下浦 志織
受講者の声
熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された皆様のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。