在宅療養支援認定薬剤師
CERTIFIED PHARMACIST
2020年6月28日(日)開催
認定薬剤師セミナー
医療現場における『統合医療』の位置付けと役割
講師:大野 智 開催地:オンライン(全国)
医療現場における『統合医療』の位置付けと役割
厚生労働省は、統合医療を「近代西洋医学を前提として、これに補完代替療法や伝統医学等を組み合わせて更にQOL(Quality of Life:生活の質)を向上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」と定義している。
補完代替療法は、健康食品、瞑想、ヨーガ、鍼灸、アロマセラピーなど多岐にわたる。しかし、医療機関から適切な情報提供はほとんどおこなわれておらず、患者は正確な情報を得ることなく不安を抱えたまま補完代替療法を利用している実態がある。本セミナーでは、医療現場における統合医療・補完代替療法の現状と課題を踏まえ、患者から相談を受けた際の対応におけるコツやポイントについて概説する。
担当講師のご紹介
大野 智
島根大学医学部附属病院 臨床研究センター
1998年島根医科大学卒業後、同大学第二外科(消化器外科)入局。2002年島根医科大学大学院にて医学博士取得。その後、金沢大学、東京女子医科大学、帝京大学、大阪大学等を経て現職。
2005年より厚生労働省がん研究助成金研究班にて補完代替医療の研究に従事。
2012年より日本緩和医療学会ガイドライン統括委員会にて補完代替医療分野を担当。
2013年より厚生労働省の「統合医療」に係る情報発信等推進事業にて、『「統合医療」情報発信サイト』(http://www.ejim.ncgg.go.jp/)の作成に従事。
現在、朝日新聞アピタル、日本医事新報などにてコラムを執筆中。