在宅療養支援認定薬剤師
CERTIFIED PHARMACIST
2020年5月26日(火)開催
認定薬剤師セミナー
多剤併用における服用薬剤調整支援料1と2の算定方法
講師:今井 博久 開催地:オンライン(全国)
多剤併用における服用薬剤調整支援料1と2の算定方法
2020年度改定で「服用薬剤調整支援料2」が新設された。これは「対物から対人へ」の潮流のひとつであり、従来の服用薬剤調整支援料1と同様に取り組むべきものである。算定方法は基本的に服用薬剤調整支援料1と同様であるが、重複投薬等が確認された場合に限られるので、その点を注意すべきである。具体的には、1)情報の統合による一元管理、2)同種・同効薬の取り扱い、3)重複投薬等の解消に係る提案、の3つのステップを踏むのが良い。ポイントは、100%同じ薬剤が投与されている症例はそれほど多くないので、「同種同効薬」の処方薬を見つけ出し、かつ医師に丁寧に提案することになる。本セミナーでは実践的な算定方法について説明する。
担当講師のご紹介
今井 博久
東京大学大学院医学系研究科地域医薬システム学講座 教授
旭川医科大学医学部卒、北海道大学大学院修了(医学博士)。内科診療、米国留学、大学助手、講師、助教授を経て、2005年厚生労働省国立保健医療科学院の疫学部長に就任し、生活習慣病の予防施策研究を中心に薬剤疫学、医療経済学に従事、2017年より研究の拠点を東京大学大学院に移し(医学系研究科地域医薬システム学講座教授)、現在は医師薬剤師連携の方法論開発や薬剤疫学を行う。専門分野はパブリックヘルス、薬剤疫学。