2025年2月16日(日)開催
認定薬剤師セミナー
低栄養ゼロを目指せ!薬剤師だからできる地域医療革命
講師:菊池 幸助    開催地:オンライン

低栄養ゼロを目指せ!薬剤師だからできる地域医療革命

厚生労働省は2015年からフレイル対策に取り組んでおり、その重点項目の一つとして高齢者の低栄養への対応が求められている。特に後期高齢者を対象とした保健事業ガイドラインにおいても、低栄養対策は重要なテーマとして挙げられている。低栄養は高齢者の健康問題において大きな課題となっており、その原因は非常に多岐にわたっている。

高齢者は咀嚼力の低下や嚥下障害を抱えやすく、さらには食欲低下などの様々な要因が絡み合い、摂取量が減少し、低栄養に陥るリスクが高まる。また、医療従事者の間では低栄養に対する認識が十分でないことも多く、その結果として栄養障害が見逃され、患者の予防に悪影響を及ぼすことが少なくない。入院中の高齢者が、適切な栄養評価(例: 身長・体重の測定)を受けていない事例も珍しくない。

低栄養の予防と改善には、まず医療従事者が低栄養のリスクに気づき、その重要性を認識することが必要である。摂食障害や栄養障害の原因を明らかにし、それに対処することが、高齢者の予防に大きな効果をもたらすが、それ以前に医療従事者がリスクを認識することが重要である。

我々薬局は地域とシームレスにつながっており、薬剤師としてこの低栄養問題に積極的に介入することが、地域医療に変革をもたらすと考える。本講座では、薬剤師が最低限知っておくべき低栄養の基礎知識と、それを改善するためのアセスメント方法について詳しく解説する。

高齢者の低栄養は、多くの要因が絡み合った複雑な問題であり、それに対する認識と対応が必要となっている。我々薬局薬剤師がこの問題に関与することで、地域の健康問題に対する解決策の一翼を担うことができるだろう。

担当講師のご紹介

菊池 幸助

講師:菊池 幸助
日出調剤薬局

【略歴】
1974年   大分県別府市生まれ
1993年4月  福岡大学薬学部薬学科入学
1997年3月  福岡大学薬学部薬学科卒業
病院・薬局勤務を経て
2004年6月  日出調剤薬局(ひじちょうざいやっきょく)
現在に至る

【所属学会等】
・全国薬剤師・在宅療養支援連絡会(J-HOP)
・日本栄養治療学会
・日本老年薬学会
・日本在宅薬学会
・日本腎臓病薬物療法学会
・日本緩和医療薬学会
・日本医療薬学会

【役職】
・一般社団法人全国薬剤師・在宅療養支援連絡会 理事
・一般社団法人全国薬剤師・在宅療養支援連絡会 九州沖縄ブロック ブロック長
・日本在宅薬学会評議員
・大分県薬剤師会 理事
・杵築・速見薬剤師会 会長

【資格】
・薬剤師
・日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師
・日本在宅薬学会エヴァンジェリスト・NST専門療法士
・日本老年薬学会認定薬剤師
・日本在宅療養支援認定薬剤師・メンタルヘルスケアマネジメント2種

【執筆】
・リハ薬剤(じほう)
・リハビリテーション薬剤実践マニュアル(中外医学社)
・リハ薬剤マネジメント(南山堂)
・Nutrition Care(メディカ出版)

2025年2月16日(日)開催
認定薬剤師セミナー 基本構成

セミナータイトル

低栄養ゼロを目指せ!薬剤師だからできる地域医療革命

開催日時

2025年2月16日(日) 10:00 ~ 11:30

会場

zoomを利用したオンライン会場

講師

菊池 幸助(日出調剤薬局)

受講費

8,000円/会員
11,000円/非会員

取得単位数

1.0単位

定員

30名(※定員になり次第、締め切らせていただきます。)

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