在宅療養支援認定薬剤師
CERTIFIED PHARMACIST
日在薬 NOW!
講師:狹間 研至/在宅療養支援認定薬剤師 開催地:オンライン
2009年12月に一般社団法人 在宅療養支援薬局研究会として発足し、2013年7月に日本在宅薬学会と名称変更した本学会。
当初は、バイタルサインを在宅現場でどう活用するかということを考え実践するための「薬剤師のためのバイタルサイン講習会」の活動と在宅現場での知識を学べるe-learningの提供、学術大会の開催をメインとしてきました。
その後、在宅療養支援認定薬剤師制度を発足、さらに、薬局パートナー制度、漢方研究会と、活動範囲を広げています。
そんな本学会に関する最新の情報や、様々な活動を通じて得られた知見などについて、会員の皆様に2ヶ月に1回、お伝えしていきたいと思います。本学会の様々な活動にご参加いただけるきっかけになれば幸いです。
「調剤業務の一部外部委託」を知ろう(2025年4月開催)
「調剤業務の一部外部委託」というテーマは、令和3年4月に私が規制改革推進会議でお話したのがきっかけで議論されるようになりました。その後、厚労省にワーキンググループが出来、検討の結果とりまとめが公表されました。その一方で、議論の場所は、国家戦略特区へと移り、結果的に、薬局事業会社と調剤関連事業社が30社以上集まった薬局DX推進コンソーシアムが、大阪市・大阪府と共同提案する形で、実証事業が行われました。これらの経緯を踏まえて、今年の2月には「調剤業務の一部外部委託」を可能とする薬機法改正案が国会に提出されています。
今後、法案が成立すれば、全国で可能になりますが、そのために必要なことや、在宅医療の現場をどのように変える可能性があるのかなど、コンパクトにお伝えします。
これからの薬局には欠かせない概念の一つになると思いますので、是非、この機会に、キャッチアップしていただければと思います。
※他日程のセミナーの抄録は随時掲載いたします
担当講師のご紹介
狭間 研至
一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人 薬剤師あゆみの会 理事長
【略歴】
平成7年 大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部付属病院,大阪府立病院(現 大阪急性期・総合医療センター)宝塚市立病院で外科・呼吸器外科診療に従事。
平成12年 大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科にて異種移植をテーマとした研究および臨床業務に携わる。
平成16年 同修了後、現職。
現在は地域医療の現場で医師として診療も行うとともに、薬剤師生涯教育や文部科学省薬学系人材養成の在り方に関する検討会委員としても薬学教育にも携わっている。