株式会社中川調剤薬局 原田 祐希 Yuki Harada


薬剤師としてのモットーは?

薬の影響を読み解き、問題解決を行うことです。
私の薬剤師としてのモットーは、患者の抱える問題について、薬剤師の専門性である薬学で薬の影響を読み解き、問題解決を行うことです。


漢方薬認定講師育成セミナーを受けられた、きっかけは?

専門知識の漢方を現場で使えるようにしたい
大学で学んだ専門知識の漢方を現場で使えるようにしたいと思ったのがきっかけです。
大学のときに、生薬学や漢方学の講義はありましたが、あまり得意な科目ではなく、なんとか単位取得のために詰め込んで勉強をしていました。漢方は国家試験でも出題数が少なく勉強の重点を置かなかったので、なんとなく知ってはいるけれど現場で使える知識にはなっていませんでした。
実際に現場に出てみると様々な漢方薬が様々な患者に処方されており、なぜこの人にこの漢方が使われているのか、明確な使い分けについては理解できないまま患者対応を行なっていました。 このようなことから、改めて漢方についてしっかり学んで現場で使える知識としていきたいと思って受講をしました。


漢方薬認定講師育成セミナーを受けられて、変化したことは?

漢方薬という新たな治療の選択肢
患者さんの治療の選択肢に漢方薬を加えて考えることができるようになりました。
このセミナーの特徴として、漢方の知識を学ぶことはもちろんですが、実際に自分たちが関わっている問題を抱えた患者さんの症例を用いて症例検討を行なっていきます。その症例検討の中では、問題を解決するためにどの漢方を使っていくのがいいかを考える、現在服用中の薬剤の影響や減薬できる可能性の検討など総合的に幅広い視点で患者のことを考える方法を学ぶことができます。それによって、漢方薬という新たな治療の選択肢を持ちつつその患者さんにとって最も最適な健康へアプローチを考えることができるようになりました。


漢方薬認定講師育成セミナーディレクター認定を取得しようと思われた理由は?

経験と知識を多くの人と共有するために
「学生時代とても苦手だった漢方のことがよくわかるようになった」この経験をぜひ多くの人たちと共有できるようになりたいと思ったからです。
このセミナーでは、難しいことは考えず、3つの体質に分けるところから考えていくことを基本にして進んでいきます。3つというとてもシンプルですが、大事な基本となる軸があることで、漢方を難しく考えすぎず学んでいくことができます。
それを繰り返し症例を考えながら実践的に学ぶことで、だんだんと漢方がみえてくるこの不思議で心地の良い感覚を多くの人と共有するためにより深く漢方を学ぶためにディレクターになりました。


漢方薬認定講師育成セミナーディレクター5期 開催をしようと思われた理由は?

多くの患者を救うことができる
学んだスキルを自分だけで持っていても、救えるのは自分のところに来た患者さんだけですが、みんなとスキルを共有することで自分には救えなかった多くの患者を救うことができるので、講習会の開催を引き受けました。さらにバイタルサイン講習会でもそうですが、教えることは最大の学びになるので、自主開催をすることでさらなる自分のスキルのブラッシュアップを行うことができればとも思っています。


理想の薬剤師の姿とはどんな薬剤師像ですか?

患者の思いに寄り添った最良の治療の選択
漢方薬も含めた薬物治療の選択肢の中から、患者の思いに寄り添った最良の治療の選択を医師も含めた多職種と一緒に検討し、選択した薬物治療の評価を継続的に行なっていく薬剤師が理想です。


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