2023年9月13日(水)開催 かかりつけ医からみた地域フォーミュラリ 講師:近藤 太郎    開催地:オンライン

日本フォーミュラリ学会では、地域フォーミュラリを次のように定義しています。

 地域フォーミュラリは「患者に対してEBMに則りながら、有効性、安全性、経済性などの観点から総合的に使用が推奨される医薬品集および使用指針」です。そして標準的な薬物治療を推進する方策となります。ホームページで公開されているモデルフォーミュラリ「(高血圧症)アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)フォーミュラリ」を是非見ていただきたいと思います。有効性、安全性、経済性を踏まえているだけでなく、その推奨理由が明記されており、参考ガイドライン・文献も示されています。

 かかりつけ医として、地域で内科診療を行う場合、地域フォーミュラリは大いに役立ちます。そこに示されている薬剤は、プライマリケアで必要とされる薬剤に他なりません。各種の降圧剤、HMG-CoA還元酵素阻害剤、糖尿病の薬、PPIなど経口酸分泌抑制剤などについて地域フォーミュラリが普及して行けば、地域医療の質の均てん化につながるでしょう。非専門領域の診療であっても、自信を持って薬剤の選択、処方ができるようになります。経験を重ねていくことで医師たち、そして薬剤師たちの共通知が育って行きます。生涯教育研修につながるのです。薬剤師と医師との間の意見交換、疑義紹介もスムースになると予想できます。

 学会のモデルフォーミュラリを是非参考にしてください。

 薬剤師と医師が意見を交え地域フォーミュラリを作成し、運用していくことで、地域医療がより活性化することを期待しています。

受講者の声

熱い講義を受講された皆様から非常に多くの喜びの声や感動の声を頂いております。
参加された皆様のナマの声を掲載しておりますのでこれから受講を検討されている皆様、ご参考にしていただければ幸いです。






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