薬局パートナー部会セミナー

それって、薬剤師の仕事ですか? 薬局パートナーのあるべき姿
~2022年調剤報酬改定を踏まえて~

薬剤師が患者と向き合える環境構築のために
2015年10月に策定された『患者のための薬局ビジョン』で薬剤師は対物業務から対人業務へとシフトするように通達があり、2019年4月2日に厚生労働省から発出された「調剤業務のあり方について」という通知(0402通知)では非薬剤師でもできる業務が記載されており、薬剤師が薬を飲んだあとの患者の状態を把握することや薬剤師が患者と向き合える環境の構築が重要であると考えられます。
そこで、薬局パートナーを導入している薬局に活動について発表をしていただき、当学会 狭間研至理事長と共に、今現在の薬局の状況(2022年調剤報酬改定)も踏まえて考えていきます。

薬局パートナー部会では、薬剤師が患者と向き合える環境の構築には薬局パートナーが重要であると考え活動していきます。一人でも多く薬局パートナーが活躍できることを願っております。

※『薬局パートナー®』とは、一般社団法人日本在宅薬学会の商標登録名です。薬局で薬剤師と協働し、医療人として活躍してもらえる非薬剤師職のことをさします。

ハザマ薬局「薬局パートナー」8年目にして私が考えること

米澤 未央 ファルメディコ株式会社 ハザマ薬局

2001年 3月 岡山理科大学卒業
        卒後、同大学研究員
2004年 3月 医療ビジネス専門学校卒業
2004年 4月 特定医療法人 入社
        地域医療連携室、診療情報管理、
        医師事務作業補助者、介護事業部運営に携る
2014年 7月 ファルメディコ株式会社 入社
        ハザマ薬局森ノ宮店 配属
        登録販売者、店舗運営マネージャー
現在に至る

ハザマ薬局に入社し8年が経とうとしています。医療介護業界からの転職である私としては、薬局事業はどこか馴染みのある業界でもありました。しかし、入社当初の店舗や業務環境を振り返ると、私は何をするために転職したのだろうとの不安と疑問が常に頭の中にあり、自身でコントロールする日々であったと記憶しています。入社後数年はスタッフの退職も相次ぎ、その流れに乗ろうと考えた時期もありました。
そんな私が今でもハザマ薬局で席を置いています。流れに乗るところを留まったのには理由はあります。転職組としての意地と、短期間では得られるものが限られている、もう少しもう1年続ければ見えてくるもの、知り得る知識・情報が自身の成長につながるのではないかとの思いです。また、スタッフの多くが20代であり社会人教育やマインドにも不安がありました。
2016年度にパートナーキャリアプラン検討が社内で発起され、当時の「やっとスタッフが正しく評価してもらえるシステムができる!」と嬉しく思った気持ちを覚えています。その後、手順書整備や教育システム充実など、会社組織に変化を感じ、所属する店舗でも、独自に地域活動や集客、OTC販売への取り組みを進め、できることも増えてきました。
調剤事務業務を行う薬局パートナーの求められる分野が広がったと実感した時期でありました。
今回のセミナーでは、自身の気持ちとその変化に寄与する環境変化についてお伝えし、この先も、薬局パートナーに求められる環境があることろをお伝えできればと考えています。

中川調剤薬局における薬局パートナーの姿

原田 祐希 株式会社中川調剤薬局

2014年 神戸薬科大学卒業
    株式会社中川調剤薬局に入社

現在、株式会社中川調剤薬局にて社長補佐として、運営と現場での実践の両輪で患者のことを薬学で語る薬局を目指して業務を行なっております。

中川調剤薬局では、いわゆる調剤事務員のことをPharmacist Partner(PP)と命名し、薬局・薬剤師に特化し、薬局スタッフとして薬剤師と対等な立場で一緒に協働しながら患者に健康を届ける役割を担っています。PPの存在は、薬剤師が専門的に患者に関わり、健康を届けるためにはなくてはならない存在であり、とても重要なプロフェッショナルとして仕事をしています。
今回は中川調剤薬局で薬局パートナー制度を作り、現場での実践やスタッフの育成を行ってきた歴史を振り返りながら、今中川調剤薬局のおかれている環境から見える未来の薬局パートナーの姿を皆さんと共有し一緒に考えを深めていきたいと思います。

医療資源としての薬局パートナーの役割

吉野 奈美 まえはら調剤薬局

2004年 4月 有限会社はらから 入社
        まえはら調剤薬局 配属
2017年 1月 統括マネージャー 就任

薬剤師が顧客に深く関わりを持つ事ができるよう、様々な取り組みを行ってきた。
効率化するため、機械化、見える化に取り組んだ結果、パートナーは薬学的知識を必要としない、重要度の高い業務を行う事が出来るようになった。また、在宅における「定期受診日管理」「飲み始め日管理」「他科受診管理」「残薬管理」など、管理業務を薬剤師と協働して行っている。
薬剤師が対人業務に取り組む姿を間近で見るうち、施設在宅の契約を獲得するパートナーも現れた。パートナーの中には、登録販売者、漢方販売セミナー修了者が在籍し、OTC担当スタッフと薬剤師と協働し漢方相談にも対応する。パートナーが対人業務に関わる事で、顧客の些細な一言から必要な情報を薬剤師に提供することが出来ている。
パートナーは、対物業務を行うだけでなく薬剤師の良きパートナーであり、顧客の良きパートナーでいたいと願う。そして、その事が各々の意識の向上に繋がり、薬局の存在意義を確立し、社会の医療資源の拡大に貢献できるよう日々奮闘中である。

薬局パートナー部会セミナー 基本構成

開催日時

2022年4月9日(土) 15:00 ~ 17:00

講師/内容

米澤 未央(ファルメディコ株式会社 ハザマ薬局)
 ハザマ薬局「薬局パートナー」8年目にして私が考えること

原田 祐希(株式会社中川調剤薬局)
 中川調剤薬局における薬局パートナーの姿

吉野 奈美(まえはら調剤薬局)
 医療資源としての薬局パートナーの役割

座長 狭間 研至(一般社団法人日本在宅薬学会 理事長)

場所

ZOOMを利用したオンライン会場

受講費

会員:6,000円(税込)
非会員:9,000円(税込)

定員

60名

単位

1.0単位

セミナーのお申し込み

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